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About Us

指導理念

設立の背景

考える力を持った人間的魅力のある世界に通用する人材を育成する」こと。その為に、子供の「し・り・たい」力を育てることをテーマに指導を行う。

※し・・・思考力 り・・・理解力・論理力 たい・・・対応力

① サッカーと子供と環境

 私がサッカーを通して子供達と関わる中で感じたのは、身に付けるべき必要な力を身に付けられていないということでした。我慢をすることが出来ずにすぐ切れてしまう(忍耐力),指示を理解できず(理解力)アクションが出来ない(対応力),考える力(思考力)が乏しく質問してもちゃんと答えられない(論理力),自分をうまく表現できない(表現力),一つのことを長くできない(集中力),そんな子供達が多いことに対する危機感は日に日に募っていきました。

 その一因と考えられるのが、子供達を指導する指導者と子供達を取り巻く環境です。子供達に関わる大人の指導方法は,多くの場合,勝ちに拘り過ぎることでその時々の潮流に流され,一貫性がありません。スポーツを競技という側面からだけ見てしまう傾向が,多々あります。そうではなく,子供達を成長させる1つのツールだということを意識しなければいけません。人生という長い目で見たときの子供達の人間的な成長を,スポーツや課外活動などの体験を通じてサポートできるような考え方・組織作りをしていく必要性があると感じています。

 

② 教育機関と子供と環境

 教育業界で働く中で感じたのは,実績を出すために目前のテストや受験のことで精一杯な目先の利益のことしか考えていない「塾のための塾」しかないことへの失望感でした。ほとんどの学習塾では、学校のフォローや受験といった目先の問題点を解決するためだけの「詰め込み」や「その場しのぎ」の指導が行われており,子供たちが生きていく上で必要な考える力を育てるような塾はほとんどありません。売り上げが出さえすれば,生徒の状態がどうだろうが関係ないとさえ思っているようなところもあります。ただ問題の解き方を説明し,「わかった」ようにしているだけです。「わかる」と「できる」は違うのです。個別指導の塾では,学生講師が問題を解説することをメインとし,それを子供達は分かったつもりでいますし,少し能力のある子であれば、定期テストでは点を取れるのです。しかし,それは本当の力ではありません。だから,直前の定期テストで点を取れても,模試や全国統一学力テストでは点が取れないのです。

 ただ,そういう状況であればまだマシです。5教科で200点台やそれ以下の点数をとってしまうようなお子様は,そもそものものごとの捉え方から修正していく必要があります。保護者の方は信じられないかもしれませんが,そのような点数帯のお子様の共通点は,「言葉が理解できない」ことにあります。Lineなどの便利なコミュニケーションツールができてしまい,何でもスタンプのように記号化されるようになった現代。子供達は漢字の一字一字に意味があるものとして捉えるのではなく,一種の記号の様に捉え,その記号の意味を必死に覚えようとするのです。考えれば分かることを覚えようとしてしまうので,結局点数は覚えられる量によるのです。そういう感覚は,400点以上取っている子でもあまり変わりません。「ものごとには全て理由がある」ことを実感しながら学ぶことのできる環境が,今の子供達には必要であるように思います。

 

 サッカーにおいても教育機関においても,そのような人間的に成長を期待できない環境で,子供達が学ぶ楽しさを知らず,ただ時間とお金をかけさせられているのでは,子供達が可哀想であると思っています。子供達が勉強を通じて学ぶべきものは,暗記をするということではなく,論理的に思考し,理解し,対応する能力を養うことである。それをテーマにできている教育者は,数多ある塾の中でもひと握りであると感じています。

 私は,この子供たちを取り巻く環境と子供達自身の考え方を改善したいと思っています。思考力・理解力・論理力・対応力を育て,各ステージでの受験だけでなく,生きていく力を養い,将来の人生を踏まえた教育を行う「子供のための組織」を作りたい。その学習部門が夢塾です。

代表:池田 豊

経歴:神戸大学工学部建設学科卒業後、新聞社の営業を経て、サッカーの指導者に。その後、集団・個別の塾の講師として経験を積み、2018年夢塾開校。キャラ的に熱く、松岡修造によく似ていると言われる

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